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2024.04.25

新商品情報

人気刺しゅう作家Nitkaさんとの初コラボレーションキット第2弾。
幼い頃、誰もが一度は夢見た童話の世界をクロス・ステッチで表現しました。
14カウントのアイーダを使用した、刺しごたえのあるキットです。
クロス・ステッチに没頭するとともに、物語の世界をお楽しみください。

シリーズ第2弾となる今回は、
ドキドキ・ハラハラした展開が心躍る 『ジャックの豆の木』や、動物たちが可愛い『ブレーメンの音楽隊』など、
第1弾とは趣の異なるストーリーを織り交ぜ、物語のバリエーション豊かなシリーズ全8作になりました。

7580 ヘンゼルとグレーテル

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7581 ジャックと豆の木

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7582 ブレーメンの音楽隊

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7583 赤ずきん

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幼い頃、読んでもらったあの物語にも、大人になった今だから、新しい「気づき」があるかもしれません。

幸せって何? 悪って何?
ちょっと深読みしながらも、みなさまと物語の素敵な思い出を壊さぬよう、大切に制作しました。

チクチクしながら、いろんな思いも楽しんでいただけるとうれしいです。

Nitka

Nostalgic Story
発売日・・・2024年5月下旬
キット・・・各5,060円(税込)
難易度・・・上級者向け
出来上がり寸法・・・
7580と7582:額外径:約縦25.9cm×横32cm、額内径:約縦23.4cm×横29.5cm
7581と7583:額外径:約縦32cm×横25.9cm、額内径:約縦29.5cm×横23.4cm
※使用フレーム:W-58、W-59(別売)

森をさまよっていたきょうだいは、小さな家を見つけました。
近づいてみると、 その家はなんとお菓子でできています。
とてもお腹がすいていた二人は、 たまらずお菓子の家を食べ始めました。
「おやおや、 わたしの家をかじっているのは誰だい?」

大きな森の近くに、兄のヘンゼルと妹のグレーテルという仲の良いきょうだいが、父親と継母と一緒に暮らしていました。
大飢饉が訪れると、継母は「このままでは全員飢え死にしてしまう、子どもたちを森に捨てよう」と、父親に言いました。
父親は反対していましたが、継母がしつこく言うのでとうとう承知してしまいました。

森の奥深くに連れて行かれ、待っているように言われた二人は、いつしか眠ってしまいました。
目を覚ますとあたりは真っ暗です。ヘンゼルは不安で泣くグレーテルを慰めます。
「泣かないでグレーテル。お月様がのぼれば、僕が道に落としてきたパンをたどって家に帰れるからね」
ところが、道しるべのパンは見つかりませんでした。小鳥たちがみんな食べてしまったからです。

二人が森をさまよっていると、森の奥に小さな家がありました。近づいてみると、その家はなんとお菓子でできています。
二人はとてもお腹がすいていたので、たまらずお菓子の家を食べ始めました。
すると、突然扉が開き、「おやおや、わたしの家をかじっているのは誰だい?」家の中から優しそうな杖を突いたおばあさんが出てきました。
しかし、おばあさんは、実は子供をおびき寄せて殺して食べる恐ろしい魔女だったのです。

魔女はヘンゼルを檻に閉じ込めて、毎日毎日、ヘンゼルが太ったかどうか確かめました。
「ヘンゼル、太ったかどうかみるから指を伸ばしてよこしな」
ヘンゼルは、そのたびに食べ残した鳥の骨を差し出しました。魔女はほとんど目が見えなかったので、それが鳥の骨だとは気づきませんでした。

ひと月がたちました。「いつまでたってもちっとも太らない。もう待てないよ!グレーテル、かまどに火をつけな!」グレーテルは火をおこしました。
「グレーテル、かまどに入って、熱くなっているか見てごらん」グレーテルは、魔女が自分のことも焼いて食べようとしていることに気が付きました。
「どうやって入ったらいいの?」「間抜けな子だね、こうやるんだよ」
魔女が頭をかまどのなかに入れたところで、「今だわ!えいっ!!」グレーテルは魔女を突き飛ばすと、扉を閉めてしっかりと閂をかけました。

グレーテルは走ってヘンゼルのところへ行きました。「ヘンゼル、わたしたち助かったわ!」二人は喜びました。
魔女の 部屋へ行ってみると、たくさんの宝石があったので、それをポケットに詰め込んで魔女の家を飛び出し、走り出しました。

無我夢中で走っていると、とうとう遠くに父親の家が見えました。
父親は帰ってきた二人の姿を見て、とても喜びました。
継母は病気で亡くなっていて、心配事はみんなお終いになり、二人が持ち帰ってきた宝石で、苦労することなく楽しく暮らしました。

※物語の内容は、原作をもとに独自に一部抜粋、編集しています。

竪琴を盗んだジャックに気がついて、巨人が追いかけてきます。
ジャックはお母さんに言いました。「お母さん!早く早く!斧を持ってきて!」
ジャックはお母さんから斧をうけとると、豆の木に向かって思いっきり振り下ろしました。

むかしむかし、ジャックと言う名前の男の子が、お母さんと二人で暮らしていました。
とても貧しくて、家に1頭だけの牛もとうとう売らなければならなくなりました。
ジャックが牛を連れて歩いていると、おじいさんに声をかけられました。
「その牛とこの幸運の魔法の豆を取り替えっこしないかい?」
「魔法の豆だって!すごいや!」ジャックは豆を受け取ると、喜んで家に帰りました。

話を聞いたお母さんは「魔法だなんて嘘に決まってるじゃないか!」怒って豆を窓から捨ててしまいました。
次の朝、ジャックが目覚めると、お母さんが捨てた豆は、天まで届く大きな木になっていました。
「本当に魔法の豆だったんだ!よし、上まで登ってみよう」ジャックはどんどん登り、雲を越えても、まだまだ豆の木は続きます。

てっぺんに着くと、そこには大きなお城がありました。お城を訪ねてみると、見上げるほど大きな女の人が出てきました。
「まぁ、坊や、どうしてここに!ここは恐ろしい人食い巨人の家なのよ。早くお家に帰った方が良いわ」その時、どしんどしんと、足音が聞こえてきました。
「こっちにいらっしゃい!」おくさんはジャックを台所のかまどに隠してくれました。

帰ってくるなり「くんくん、人間の子どものにおいがするぞ?見つけたら食ってやろう」巨人はそう言って、袋の中から金貨を取り出して数え始めましたが、そのうち疲れて眠ってしまいました。
ジャックはかまどから出ると、金貨の入った袋を一つかついで、急いで家へ帰りました。金貨を見てお母さんは大喜びしました。

しばらくして、ジャックはまた豆の木を登って、巨人の家にやってきました
ジャックがかまどに隠れていると、巨人はおくさんに、金の卵を産む鶏を連れてこさせました。巨人は、鶏がキラキラ輝く金の卵を産むのを見て居眠りを始めたので、今度は、その鶏を抱えてジャックは外へ飛び出しました。

他にも宝物があるに違いないと、ジャックはまたまた巨人の家にやってきました。
かまどに隠れていると、巨人は金の竪琴を持ってきました。巨人の命令で竪琴はひとりでに音楽を奏でます。巨人はその音色を聞きながら、また居眠りをはじめました。
「よし、今度はあの竪琴をいただくぞ」ジャックは竪琴をつかむと、一目散に逃げました。そのとたん「だんなさま!だんなさま!」竪琴が大きな声でしゃべったのです。

竪琴を盗んだジャックに気が付いて、巨人が追いかけてきます。
ジャックは急いで豆の木を降りると、お母さんに言いました。「お母さん!早く早く!斧を持ってきて!」ジャックはお母さんから斧を受け取ると、豆の木に向かって思いっきり振り下ろしました。
豆の木の魔法が解けたのか、豆の木は元の豆粒に戻ってしまい、豆の木の途中にいた巨人もそのままどこかへ消えてしまいました。
ジャックはお母さんといつまでも幸せに暮らしました。

※物語の内容は、原作をもとに独自に一部抜粋、編集しています。

音楽家を夢見る4匹の動物たちは、 ブレーメンの町を目指します。 夜になり、森にさしかかったところで、
明かりのついた家を見つけます。 家の中をのぞくと、 泥棒たちとご馳走が見えました。
お腹をすかせた4匹は、力をあわせて泥棒たちを追いはらおうと、作戦を立てました。

一匹の年老いたロバがいました。長年、飼い主の為に重い麦の袋を辛抱強く運んでいましたが、すっかり年をとり、昔のようには働けなくなってしまいました。
すると、飼い主は餌をやらなくなりました。ロバは逃げ出して、ブレーメンへ行って町の音楽隊に入れてもらおうと考えました。
しばらく歩くと、道に寝ているイヌと出会いました。「いったいどうしたんだい?」「おいら年寄りになって、もう猟ができないんだ。そしたらご主人がおいらを殺そうとしたんだ。だから逃げて来たのさ」
ロバはイヌに言いました。「僕はブレーメンへ行って、音楽隊に入るんだ!君も一緒に行こうよ」イヌは喜んで、一緒に行くことにしました。

ロバとイヌが歩いていると、浮かない顔をしたネコと出会いました。「どうしたんだい?」「年をとって、ネズミを捕れなくなったのさ。そしたら追い出されちまったのさ」
ロバはネコに言いました。「僕たちはブレーメンへ行って音楽隊に入るんだ!君も一緒に行こうよ」ネコはそれはいいと思い一緒に行くことにしました。

3匹が歩いていると、農家の門にとまって、声のかぎりに鳴いているオンドリと出会いました。「コケコッコー!!」「きみの鳴き声はしみわたる良い声だね。どうしたんだい?」
ロバはオンドリに言いました。「おれはまだこの通りいい声で鳴けるのに、ここのおかみさんときたら、明日お客が来るからといって、おれをスープに入れて食べようとしたんだ。だから、まだ鳴けるうちに最大限鳴いているのさ」
ロバはオンドリに言いました。「僕たちはブレーメンへ行って音楽隊に入るんだ!君も一緒に行こうよ」オンドリも賛成して一緒に行くことにしました。

音楽隊を夢見る4匹は、ブレーメンの町を目指します。夜になり、森にさしかかったところで、オンドリが遠くに明かりのついた家を見つけました。近づいて家の中をのぞくと、泥棒たちとご馳走が見えました。
お腹をすかせた4匹は、力を合わせて泥棒たちを追い払おうと、作戦を立てました。
まずはロバが前足を窓枠にかけ、それからイヌ、ネコ、オンドリの順に肩車をして、一斉に鳴き声を上げながら窓を突き破りました。
4匹を怪物と勘違いした泥棒たちは、頭を抱えて逃げ出しました。

ご馳走をたらふく食べた一行は、めいめいに快適な寝床を探してぐっすり眠っていました。そこへ、泥棒たちがこっそり戻ってきました。泥棒の手下は、明かりをつけようと台所へ行き、かすかに光る炭火へマッチを近づけました。しかし、それは泥棒の気配で目を覚ましたネコの目玉だったのです。
泥棒は顔面をネコに引っかかれ、たまらず裏口から逃げ出そうとした所をイヌに咬まれ、庭ではロバに蹴飛ばされ、しまいには屋根からオンドリに怒鳴られ、すっかり怯えて親分の元へ逃げ帰りました。

それから泥棒たちは、二度とこの家に戻ろうとはしませんでした。4匹はこの家をすっかり気に入り、ブレーメンには行かずに、この家で楽しくずっと暮らしたのでした。

※物語の内容は、原作をもとに独自に一部抜粋、編集しています。

家を見つけると、おばあさんをペロリとたいらげ、ベッドにもぐりこんで、赤ずきんを待ちました。
「やわらかくてうまそうだなぁ。 そうだ、先回りして待ち伏せしてやろう!」オオカミはおばあさんの
赤ずきんはおつかいに行く途中に出会ったオオカミに、どこへ行くのかすべて話してしまいました。

むかしむかし、ある村に、みんなから「赤ずきん」と呼ばれている女の子がいました。ある日、赤ずきんはお母さんから、森に住むおばあさんの家へおつかいを頼まれました。
森の中にやってきた赤ずきんは、「わっ!」とおどろきました。オオカミがいたのです。
オオカミは言いました。「こんにちは、そんなに急いでどこへいくんだい?」「おばあさんのところよ、ケーキとワインを届けるの」
続けてオオカミは聞きました。「おばあさんのお家はどこだい?」「この道をまっすぐ行った、3本の樫の木のところよ」
赤ずきんは、どこに行くのか全て話してしまいました。

「やわらかくてうまそうだなぁ。そうだ、先回りして待ち伏せしてやろう!」そう考えたオオカミは赤ずきんと別れると、おばあさんの家へ大急ぎで先回りしました。
オオカミは赤ずきんのフリをして、おばあさんにドアを開けさせると、おばあさんをペロリと平らげ、ベッドにもぐりこんで赤ずきんを待ちました。

そこへ赤ずきんがやってきました。トントントンとドアをノックすると「だれだい?」声がします。「赤ずきんよ」「そうかい、おはいり」
家の中に入り、ベッドに近づいた赤ずきんは驚きました。「まあ!おばあさん、なんて大きな耳なの!」「それはお前の声をよく聞くためさ」
さらに近づいて、「まあ!おばあさん、なんて大きなお目めなの!」「それは、おまえの顔をよく見るためさ」
赤ずきんは怖くなってふるえながら言いました。「まぁ!おばあさん、なんて…なんて大きなお口なの」「それはね、お前を食べるためだよ!ガルルルル」
赤ずきんはオオカミに食べられてしまいました。

「ぐぉー、ぐぉー」お腹いっぱいで眠るオオカミは、おおきないびきをかいています。そこへ、ぐうぜん森で狩りをしていた猟師が通りかかりました。
「おばあさんはなんといういびきをかいているんだ。大丈夫か見ていかなくては」猟師は家の中に入り、ベッドに近づいてみると、おばあさんではなくオオカミがいびきをかいて寝ています。猟師はオオカミを銃で撃とうと思いましたが、もしかしたらおばあさんを飲み込んだかもしれない、ひょっとしたらまだ助かるかもしれない、と思い、銃で撃つのはやめて、ハサミでオオカミのお腹をチョキチョキと切りました。

すると、なんとオオカミのお腹の中から、赤ずきんとおばあさんが出てきました。
「あぁ、怖かったわ」赤ずきんはオオカミをやっつけなくてはと思い、大きな石をいくつも拾ってくると、オオカミのお腹に詰めて、針と糸でオオカミのお腹をぬい合わせました。
しばらくして、目を覚ましたオオカミは逃げようとしましたが、お腹が重くてうまく歩けません。「お、おもい…」バタリと倒れると、オオカミはそのまま死んでしまいました。
3人は喜んで、赤ずきんの持ってきたケーキを食べました。
赤ずきんは二度と寄り道はするまいと心に誓いました。

※物語の内容は、原作をもとに独自に一部抜粋、編集しています。